施設の外部通路床の磁器タイル面に、ストライドガードAPコート(株式会社ベスコ製)仕様の防滑施工を行いました。
ストライドガードAPコートは、アクリルシリコン系のバインダーに特殊骨材を混和させたものをローラーで塗布するコーティングによる滑り止めです。
磁器タイルに塗布しますと、タイルに含有されている成分とシロキサン架橋型反応により化学的に結合し強固に密着します。
そして、バインダーと混和された特殊な骨材の凹凸効果により、履き物の底面と床面に確かなグリップ力を与え滑りを防ぐのです。
【施工方法】
床上のゴミや埃を除去します。それからストライドガードAPコート専用の洗浄剤で付着した汚れを取り除きます。
綺麗になったところで洗浄剤を水洗いをし、よく乾燥させます。
その後、ストライドガードAPコートをローラーで塗布していきます。
ストライドガードAPコートは一度に広い面積を塗るのではなく、美観と充分な効果を発揮させるために、小面積ずつを丁寧に塗っていきます。
弊社では立って塗るのではなく、しゃがみ込んで手の届く範囲をまんべんなく塗り込んでいきます。
後は乾くのを待つだけです。
この度は4月初めの施工でしたが、メーカーが明記する「歩行可能は施工後3時間」には充分に硬化していました。
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ここで、ストライドガードAPコートの特徴をご紹介しますと、
◇磁器タイルや石に対して強固に密着する。
これは表面に物理的に付着するだけの他の樹脂系バインダーと違い床材に含有されている成分と化学的に結合するためにものすごく強固に密着するのです。
◇床材の美観を損ねない。
透明度が高く変色がありません。また、化学的に安定した樹脂なので紫外線にも侵されにくいのです。
◇乾きが早い。
乾燥が早いため、約3時間で通常歩行が可能になり、軽歩行なら約1時間で可能です。
長い時間歩行できないとなるとお客様にもご迷惑です。
また、乾燥が早い分施工時間も短くなるので、より安い施工料金でご提供できます。
どうですか。
今年は梅雨が来る前に、一度お家の玄関ポーチや、管理されている物件のエントランスや階段など点検されてはいかがでしょうか。
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