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施工前
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バーのカウンター補修塗装です。 一度塗り替えているそうです。 塗り替えたクリヤーの塗膜が部分的にめくれてきたようです。 オーナーさんが数日かけてノミでクリヤー塗膜のほとんどをはがしてくれました。 めくれやすいところは容易にはがれてくれますが、全体がそうではありません。 くっついているところはものすごくよく付着していますから、オーナーさんはへとへとになっていらっしゃいました。 それと、くっついている塗膜を無理矢理めくるのですから、ノミでかなり本体にキズがついてしまったようです。
たくさんキズが入っていて、埋めた処は100箇所以上あったと思います。
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施工中
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ソリッドなら分厚く塗りつぶしてしまえるのですが、木目が透けて見える塗装で、しかも艶ありの鏡面仕上げのご希望でしたから作業の難度は高いものでした。
残っていた塗膜の剥離、キズの部分のパテ埋め、部分着色、肌合わせ、褪せた部分の色合わせ、鏡面仕上げ。
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施工後
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お店の床面積の割には比較的開口部が多かったお陰で、なんとかスプレー塗装ができました。
けっこう綺麗に仕上がりました。
オーナーさんに大変喜んで戴きました。
オーナーさんの喜びが失せぬ間に呑みに行けば、お勘定のゼロがひとつ消えていたりするのでしょうか。
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施工前
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イタリア製のダイニングセット。
椅子6脚の塗り替えです。
今回は撮り忘れているようで、施工前の写真を観て戴くことは出来ません。
比較して戴きたかったのですが、すみません。ご了承下さい。
手がよく擦れる背もたれ上部の色が取れていたり、塗膜が所々白く変色したりしていました。
ラッカー仕上げなので、永年の使用でそれは仕方ないかもしれません。
外国製の家具は、今もラッカー仕上げが多いようです。
本革の座も、ほころびが出来て、革自体も傷んできていたので張り替えです。
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施工中
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剥離剤で旧塗膜を落としたあと水洗いし、乾かしてからペーパーで研磨しています。
文章で説明すれば塗装前の工程はこれだけです。
が、そこまでで、その後の塗装工程を上回る作業分量です。
剥離と木地調整が大半の仕事と言えます。
剥離作業中は、ウレタンの分厚い手袋をしています。
そのウレタン手袋のつけ外しが億劫なため、剥離作業中の写真はありません。
それに、カメラを手にする余裕がないのかもしれません。
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木地着色後、吹きつけの塗装にかかります。
下塗り、中塗り、色調整、上塗りです。
架橋密度の高いウレタンのハードコートを使いましたので、元よりも変色し難く、摩耗にも強いと思います。
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施工後
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この度の仕事は、前回紹介いたしましたドアの塗り替えのお客様から戴いた追加依頼です。
塗り替えたドアを、お客様は本当に喜んでくださっているようです。
ドアといっしょにさせていただいた、ピアノのキズ修理にも喜んで戴いています。
お客様に喜んで戴けることは、私共にとって本当に嬉しいことです。
素晴らしいお客様と出会い、素晴らしい仕事と向き合う。
この仕事をしていて、心から幸せを感じるときです。
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施工前
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大壁の和室に作られた吊り戸棚です。
依頼された作業内容は、この底板の色を側板に合わせて塗装すること。
上枠と左右の側板より底板の色が薄いのです。
三方の部材と底板の作ったメーカーが違うために、色にブレがあるのだということです。
作業の当日は、クロスが仕上がって、養生も外されて掃除も終わった状態でした。
ですから、畳の上、壁面、すぐ横の掃出窓のサッシを念入りに養生しなければなりません。
HVLPスプレーガンと呼ばれる低圧ガンで塗装します。
HVLPとは High Volume Low Pressureの略で大きな風量と小さな圧力で吹き付け塗装するシステムの事です。
塗料を飛ばす空気の圧力が低いので、塗装面からの跳ね返りが少なく塗着効率が高いのです。
つまり、飛散する塗料が少ないのです。
使用する塗料の量が少なくてすむことと、養生が比較的狭い範囲ですむことがメリットです。
今回のように部屋の内装が全て仕上がった状態で塗装する場合は、飛散の少ないHVLPに限ります。 |
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施工後
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色あわせですが、例えばペンキをベットリと塗ると木目が消えてしまいます。
そのように木目を隠蔽する塗装もあるのですが、今回のものは木目が見える塗装ですから、木目の上にフィルターをかけるように塗装してやるのです。
今の状態を目的の仕上げにするためには、この上にどのような色のフィルターをかけて見ればよいのかを見極めて調色するのです。
簡単にいえば、足らない色はどんな色?って、探り出すのです。
その足らない色の着色剤をクリヤー塗料に混ぜて塗装します。
下の木目を透かせて見せるのですから、同じ色を塗装するのでも塗る量やスプレーの回数によって色は違って見えてきます。
ここが、隠蔽してしまう塗装とは違うところで最も気を遣う難しいところです。
綺麗に違和感なく仕上がりました。
依頼して戴いた工務店の担当者の方は、
「メーカーや施主から指摘を受ける前に、色を合わせて貰って助かったよ。」
との事でした。
確かに、指摘されてからではこちらの方としても遣りづらいのですが、塗装するならもう少し前、クロスを貼る前に遣らせて欲しかったというのが本音です。
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施工前 |
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施工後
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引越業者様からの依頼です。
ドレッサーの椅子の背もたれ部分が完全に取れてしまっています。
買い換えをお勧めしましたが、オーナー様と業者様のお話し合いで修理する事になりました。
向かって右側。後ろ足上部と背もたれ部の接合部分が外れてしまっています。
もともと、(※)フィンガージョイントで接合されていた部分です。
向かって左側。フィンガージョイント部分は大丈夫でしたが、背もたれのところが裂けるように割れて(折れて)いました。
(※)端部を指と指を組み合わせたようにジグザグに切削加工して、相互にはめ込んで接着する接合方法。
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綺麗にくっつくように接着部を前処理した後に圧着しました。
圧着だけでなく、接着部分には強度を持たせる為に補強をしています。元よりも強度は上がっていると思います。
接着後、背もたれと後ろ脚、それと中央にある羽目板にキズがあったので塗膜を研磨して全て落しました。そして、ウレタン系塗料の着色塗装を施しました。勿論、下塗り・中塗りと必要工程を行っています。
特に椅子の修理は、美観だけでなく実用の強度が必要です。接着剤や補強に神経を使います。新しく作り替えた方が手っ取り早いだろうと思う場合もあります。
しかし、強度的に大丈夫であれば出来るだけオリジナルの部材で修理するようにしています。
それは、オーナー様の歴史と思いがその中に込められていると考えるからです。
修理する事で目に見えない大切なものを壊してはいけませんから。
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施工前 |
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施工後
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抽斗前板
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ウレタンクリアー仕上げ
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施工前 |
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施工後
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カップボード側板の角 |
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アクリルウレタン仕上げ |
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施工前
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施工後
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タンス側板
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ウレタンクリアー仕上げ
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施工前 |
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施工後
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テーブルの天板
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ウレタンクリアー仕上げ |
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施工前
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施工後
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机天板
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ウレタンクリアー仕上げ |
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施工前
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施工後
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テーブルの脚折れ
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接着剤、補強方法も考慮
ウレタンクリアー仕上げ |
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施工前
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施工後
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ベビーチェアーの肘掛けの折れ
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接着剤、補強方法も考慮
ウレタンクリアー仕上げ
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施工前
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施工中
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失われた「梅のつぼみ」を樹脂で制作
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施工後
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梅のつぼみの欠損
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