作業工程はまず研磨です。 木材の表面が風化などでカサカサになっているので、それを研磨して落としていきます。 そのあと、着色と木地固めの為に塗料をしみこますように塗ります。 これは、この後のパテ埋めの前に行うのがちょっとしたミソです。 無駄な工程のようですが、パテ埋めの前に一度染みこませてやる方が、いくつかの点においてより良いと判断したからです。(が、そのあたりは省略します。)
充填剤にエポキシパテとアクリルパテを使用しました。 エポキシパテは市販のものを使いましたが、アクリルパテは自作しました。 アクリル樹脂に体質顔料を数種類混ぜて作りました。 作り方は、アクリル樹脂と顔料を混ぜるだけです。 粘度と強度と研磨しやすさ等を考慮し、目的に合わせて顔料を選択して混ぜ合わせます。
その後、着色顔料で調色しました。 仕上がりに近い色にパテを調色しておいた方が、塗装もやりやすいですし、塗膜が摩耗したときもきれいですしね。 今回使うパテは、通常の補修に使うのとは比べものにならない量です。 30センチ四方の定盤を作って、その上にパテを乗せて充填していきました。 クロス屋さんの下地付けのようでした。
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